anorithのブログ

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Terria (3) PLATEAU-VIEWを動かしてみる

前書き

前回のブログを書いたあとにPLATEAUの公式からPLATEAU VIEWをDockerで動かすための例が公開されました。

なんというタイミング・・・。ところで上の例はそのままだとLinux(WSL含む)で動かないっぽいですね。コードもイメージにコピーしちゃうのでローカルでの作業を反映させて確認しながら作業するためには普通に公式リポジトリにあるようにして起動するのがよさそうです。

基本的にはTerriaMapと変わらないですが、以下にPLATEU VIEWの場合のDockerを使用した作業手順をまとめておきます。

適当な箇所にPLATEAU VIEWのリポジトリをクローンしてきて、そのパスを使用して以下のようにコンテナを起動します。

docker run --rm -it \
-v /path/to/PLATEAU-VIEW:/TerriaMap \
-p 3001:3001 \
node:14 /bin/bash

以下はコンテナ内での作業です。

# 作業ディレクトリに移動
cd TerriaMap 

# terriajsを入手(ここだけTerriaMapと違う)
mkdir packages && cd packages
git clone https://github.com/Project-PLATEAU/terriajs.git

# ビルドの前準備
cd ../
export NODE_OPTIONS=--max_old_space_size=4096
git config --global url."https://".insteadOf git:// 

# モジュールのインストール
yarn # yarn installでも可?

# ビルド
yarn gulp

# サーバー起動
yarn start

これでlocalhost:3001からPLATEAU VIEWにアクセスできます。 終わるときはexitでコンテナから抜ければよいです。

一度ビルドしたら次からはコンテナを起動した後に

cd TerriaMap
yarn start

でサーバーを起動するだけで(ローカルの)PLATEAU VIEWを使用できます。

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